「レモン祭りと女性の日



























上は,「そよ風通信」第12号(2013年3月)を飾った表紙の写真で,マントン(Menton)

 のレモン祭り(Fete du Citron)。 マントンは,南フランスの温暖な地中海の町で,イタ

 リア国境も近い。 レモン祭りは,この町のカーニバル(謝肉祭)で,会場の公園には,

 テーマに沿ったレモンやオレンジで飾られた大きな展示品が作られる。 2012年は「フ

 ランスの地方」がテーマで,上の写真はシャンパーニュ地方の展示。 青空の下にたく

 さんの黄色とオレンジ色はなかなか綺麗である。 第80回の2013年のテーマは「80日

 間世界一周」とのこと。


















 マントンは温暖で,2月のカーニバルの頃にミモザの花が咲き誇っていた。

  イタリアでは,ミモザは春の訪れを告げる重要な花である。3月8日が女性の日(Festa

  della Donna)とされ,イタリアの男性は,日ごろ世話になっている女性に,ミモザの花を

 感謝の気持ちを込めて贈る。 恋人,妻,母親,祖母はもとより,同僚や友人まで,年齢

 を問わず,女性全員が周囲の男性からミモザの花をもらえる。 そのため,この日はミモ

 ザの日ともいわれる。 女性たちは,ミモザを誇らしげに胸や髪に飾り,家事や育児から

 解放され,女友達とディナーを楽しむそうである。 ミモザは,鮮やかな黄色でふわふわ

 した綿帽子のような可憐な花だが,日本の花屋ではあまり見かねない。 私の周囲の女

 性の皆さんには残念だ。

                     (事務所報「そよかぜ通信」2013年3月/第12号)