議論の楽しみ
「そよ風通信」第12号

  小林孝一先生をお迎えしましたので,事務所のレイアウトを少し変更し,私と小林

 先生の机を向かい合わせに配置しました。 出勤時間が少し違う上に,小林先生の

 大学出講日が週2日あるため,顔を合わせる時間はそれほど多くありませんが,

 それでも気軽に話しかけて相談できます。

  私が相談するときは,いきなり聞くこともありますが,自分なりに考えてある程度の

 結論を出した上で,こう考えているがどうだろうかと尋ねるようにしています。 小林先

 生は,大学で本格的に教えているだけあって,急に聞いたにもかかわらず嫌な顔を

 されずに熱心に考えてくれ,結構,議論が白熱することもあります。 自分の考えで

 よかったと確認したり,不足した点に気づいたりすることは,有意義で心強い限りです。

  私も学生には,質問をするときのコツ(礼儀)として,「○○について教えてください」

 という質問の仕方をするな,自分なりに考えて「私はこう考えるがそれでよいのか」と

 質問するようにと教えています。 前者の質問ですと,一から説明が必要で答える気が

 しなくなりますが,後者の質問であれば,議論ができ理解度が格段に違うと思います。 

                                       (2013年3月)

                                  弁護士 溝 口 敬 人