「そよ風通信」創刊号


 今年で弁護士登録20年目の節目になりますが,この度,「みぞぐち法律事務所」を

開設させていただくこととなりました。

 思えば,下手ながらも剣道に明け暮れていた高校生のときに,『龍馬がゆく』(司馬

遼太郎著)を夢中で読んで,剣や銃でなく,法律が力となり,困っている人を助けること

ができることを知り,「在野法曹」に憧れて,実際の法曹の世界など全く知らないまま,

法曹の世界に飛び込んだというのが実情です。今も私の頭にある「弁護士」像は,社会

の病気ともいうべき紛争を解決・予防し,困っている人を助けるというもので,「紛争解決

の名医」が私の理想像です。

 中央大学で法律の勉強を初めて以来,素晴らしい恩師や先輩,友人に恵まれ,勉強

というよりも,自分にない人間的な奥行きや魅力を学ばせてもらいました。また,実務に

おいても,依頼者や顧問先の方々に,助け助けられて,弁護士として活かしてもらい,

育てていただいたように思います。

 数年前からは,母校・中央大学の講師をする機会に恵まれ,学生と接することが多く

なりましたが,私自身が何もわからずに弁護士を目指していた頃の思いと重なり,弁護

士を志したときの素心が思い出されます。

 今後もこの思いを胸に置き,皆様の信頼に応えられるよう,誠実に努力したいと思って

います。今後とも,どうかよろしくお願い申し上げます。

                                     (2003年2月)

                                     弁護士 溝 口 敬 人

事務所開設のごあいさつ